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INTERVIEW. 02

INTERVIEW. 02

どのユーザにも
最適でパーソナルな体験の
提供を実現したい

Ant Financial Japan マーケティング部

Business Intelligence

大塚智哉Tomoya Ohtsuka

2017年入社

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Q1入社理由を教えてください

大学では、中国の外交政策を研究課題としていました。アジアインフラ銀や一帯一路など経済力に重点を置いたゼロサムではない外交政策や、アメリカとの新型大国関係、シリア内戦における中国の役割などを分析し、習近平主席がどのように中国を責任ある大国へ変貌させようとしているのかを研究していました。アリババグループには以前から興味を持っていましたが、アリババジャパンで実際にインターンを経験した経緯もあり、入社を決めました。

Q2業務内容を教えてください

Alipay (Ant Financial) の日本事業において、Business Intelligence(BI)およびData Operation(数据运营)に関連する業務を行っています。

まず、Regional BI機能の日本担当として、Ant Financial Groupの日本事業の成功に寄与するインテリジェンスの共有を日本チームおよび本社にしています。日本事業の現状の課題、今後の機会、市場状況などを、データを使いながらマネージャー陣に提供していくことが求められています。
その中でも、本社との密接な連携は外せず、意識的に連携していくことが必要と肝に銘じています。日本から見たインバウンド事業と、本社から見たグローバリゼーション事業は、若干見方が違います。ニーズや見方の差異があるのは当然と思いますが、お互いのやりとり不足は部分最適を引き起こし、本当に効果のある投資や一貫した行動がとりにくくなります。データを1つのハブとして統一的で正確な見解を出せるよう支援していくことが1つの命題と思っています。また、伝えるべき場所と場面で、伝え方を工夫し効果的に伝えていく、その発信の工夫も同じレベルで重要と感じます。
各マネージャー陣からのビジネス上の質問に対して、その背景や意図、状況を読み取りながら、全体のビジネスに資する回答を常に求め続ける必要があります。足りない部分ばかりですが、現状で1人しか置かれていないAlipay Regional BIの日本地域の担当として、日本展開の失敗をさせない責任の一翼を担っている意識で取り組んでいます。

Data Operationの業務としては、クラウド・機械学習を活用したマーケティング支援を行っています。例えば、Alibaba CloudのMaxComputeを活用したペタバイト級のデータ分析や、PAIを活用した機械学習、およびそのインサイトの社内ツール化など、データ技術の実装を行っています。オペレーションの機械化にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
提供するデータプロダクトの中で、私は1つに顧客の”内面”に迫るデータ活用に着目しています。特に顧客価値の最大化を考えた際、顧客を性別や年齢といった外見からのセグメントを主軸とする従来のマーケティング手法だけでは、枠が広く、バイアスに基づいた判断にもなりかねません。顧客行動といった内部的なものをオンライン・オフラインの両面で正しく知ることで、より個々に合わせた現実に近い判断になります。顧客価値・カスタマーファーストを考えたデータの使い方を目指したいと思います。

日本では、同じ業務に携わる同僚も前例もない中での活動です。だからこそ、中国本社や他地域の仲間との縦横のつながりを最大限活用し、日本でのモデルを作っていきたいです。

Q3アリババの魅力は?

アリババのスピード感という言葉をよく聞きますが、当たり前と感じます。この成長スピードを維持しさらに加速しなければ、すぐに追い落とされ市場撤退を強いられるという危機感を、本社では肌で感じます。
多くの関連企業と相互のシナジーを高めながら新しい価値を提供する姿勢にも魅力に感じます。银泰百货、饿了么などの買収や提携などでは、自分が関わるサービス自体にとっても、できることの幅が広がり、グループのダイナミズムを感じています。

Q4今後の抱負を教えてください

プラットフォーマーが個人のデータを大量に保有していることを問題視する意見もありますが、これはサービス提供上やむを得ない部分が大きいのです。例えば、名前と連絡先のデータを保有しなければ、Eコマースは成立しませんよね。一方、データのマーケティング活用という側面では、アリババではユーザが不安を感じないよう、個人を対象とした分析は行っていません。あくまでも、同じ属性を持つユーザをグループとして分析していますので、私が関わっているプロジェクトでも、データは完全に匿名です。今後は、データの分析によって得られた結果を、きちんとユーザに還元していきたいです。ユーザの属性にマッチしたパーソナルな体験の提供ばかりでなく、よりよい社会システムを、私が分析した結果を活用することによって実現できれば、本当に嬉しいです。