スペシャルコラム

商談の現場から

インコタームズとは?

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貿易実務をしていると必ず「インコタームズ」という言葉が出てきます。この「インコタームズ(Incoterms)」とは何なのでしょうか?
 海外との取引では、国や地域によって貿易のルールや商慣習に違いがあるため、認識にズレが生じたり、トラブルが起きる可能性があります。それを防ぐため、国際的に統一された貿易条件の取り決めのことをインコタームズと言うのです。


インコタームズでは主に以下の条件について定めています。
1)リスク(危険)の分担
貨物に対するリスクを輸出者・輸入者のどちらが負うか。

2)手続き義務と費用の分担(建値)
通関、輸送、保険などの手続きや、その費用をどちらが負担するか。

インコタームズには全11種類の貿易条件がありますが、最もよく使われているのは以下の3つです。

◇FOB(Free On Board)本船渡し条件

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「船積したら自由になる」つまり輸出者は船積するまでの手続きと費用を負担

◇CFR またはC&F(Cost and Freight)運賃込条件

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輸出者は、輸入港までの輸送とその費用を負担

◇CIF(Cost ,Insurance and Freight)運賃保険料込み条件

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輸出者は、輸入港までの輸送と保険の手続きとその費用を負担
11種類の貿易条件をすべて理解することは大変ですから、まずは基本のFOB、CFR、CIFを理解しましょう。

執筆者紹介

アリババ株式会社 国際事業部 シニア・コンサルタント
的場道文
日系の某大手メーカーにて30年以上海外事業に携わり、アセアン諸国を中心に、約20ヶ国以上の海外子会社で販売網構築、販売促進および合弁会社の設立、運営の経験を持つ。現在はアリババ株式会社でシニア・コンサルタントとして、貿易基礎セミナー・商談セミナー等の講師を務めている。

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