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ブランド戦略

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海外に売り込む際に「製品や会社の名前は日本語をローマ字表記したままでいいのか」というのは気になるところです。
問題は会社名や製品名が長すぎる場合です。海外で意味をもたない名前の場合、TOYOTA, HONDA, 等の例をみても3音節ぐらいまでにおさせることが望ましいです。ちなみに私の名前はyutaka ですが、私の外国人の友人は「お前の名前は憶えるのが難しい」とぼやいていました。

また商品名が現地で思わぬ意味を持つことがあります。よく知られた例ではカルピスは英語圏でカルピコという名前で販売されています。カルピスは、現地でカウ(牛)ピス(おしっこ)と聞こえるからだそうです。牛のおしっこは売れませんよね。新しい製品名を考える場合、できれば英語圏で生まれた人に製品名の語感を一度確認するとよいでしょう。

また、あえて「名前を製品にいれない」という戦略もあります。商品名が製品や箱に記入されていると、インターネットを使って製造会社に直接に問い合わせすることが可能になります。それを嫌う現地の販売代理店が意外と多いので、ディストリビューターを大事にする意味で、商品名を製品やパッケージに印字しないのです。名前一つをとっても、なかなか奥の深い戦略がありますね。

執筆者紹介

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株式会社ピンポイント・マーケティング・ジャパン (www.ppmj.com)
代表取締役 大澤 裕
慶応義塾大学経済学部卒。米系銀行の企業金融部で日本企業の海外進出支援業務従事。カーネギー・メロン大学経営学修士課程において特許製品の販路開拓方法を学ぶ。2000年シアトルにおいてピンポイント・マーケティング・ジャパンを設立。日本企業の海外販路開拓を支援する。経験は産業材(包装機器・産業用ポンプ・PDP・位置センサー・流量計・溶接機器)、消費材(ギフト製品・キッチン用品)等多岐にわたる。特に海外の代理店網構築の専門家として経済産業省研修所での講演をはじめ、各地の公共団体での役職も兼務。

「中小企業が『海外に製品を売りたい』と思ったら最初に読む本」(ダイヤモンド社、1,600円)を刊行しました。詳しくは以下をご覧ください。
リンク先 http://www.ppmj.com/service/service07/

お問合せ先:電話:03-5530-8135  Email:info@ppmj.com

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本コラムは執筆者個人の意見であり、海外市場開拓に関する一般的な情報の提供を目的として掲載しています。また、本コラムは当社およびグループ企業の公式発表や見解を表すものではありません。予めご承知の上ご利用下さい。